FUTURE VISION

VISION
Design
生産性向上の先にある
社会の姿を描く
A Robot for every person
~すべての人にロボットが
寄り添う社会へ~

A Robot for every personとは、我々の戦略的提携パートナーであるUiPath社がグローバルに掲げるビジョンの1つです。
 SMBCグループでも、2017年に外部コンサルによるRPA導入に着手した時点では、社員はロボットに対し抵抗感がありました。全社横断の意識改革、研修によるRPA開発人材の育成、社員が自発的にRPAを作るための開発・保守支援体制構築等の取り組みを重ねたことで、今では約1,635人の社員が自らRPAを開発・活用しています。
 更に、2021年4月からは、これまでRPAのスキル習得に時間が割けない、開発が少し難しいと感じている社員向けに、リモートで研修動画を視聴できる環境を整備するとともに、より簡単に開発できるニュータイプの『StudioX』研修を導入しています。
 我々は、すべての社員が『日々の業務を支援するロボットを所有し、より付加価値の高い仕事に時間を割くことができる』、『過度なストレスから解放され、イキイキと働き満足感を得ることができる』、このような人とロボットが共生する新しい世界観に共感し、このビジョンの実現を目指しています。

0.5歩先の社会を描き、
COVID-19の経験を得た
「ニューノーマル」を
支援する

SMBCバリュークリエーションは、先端技術を活用・応用する企業として、現状の生産性を改善するだけでなく、常に、「0.5歩先の社会」を見据え、その実現に向けた確かな解決策を立案し、提供し続けます。
 三井住友銀行では、グローバルサービス部にOCRロボを導入し、送金業務等の効率化を進めた結果、導入前に比べて約25%の生産性向上を実現しました。当初は、経営の効率化と業務の高度化を目的として始めた取り組みでしたが、早期に生産性向上に着手していたことで、2020年4月に出された緊急事態宣言に際しても、速やかに在宅勤務を含めたスプリットオペレーションの体制に移行することができました。事務品質の維持を図りつつも、大きな問題が生じることなくサービス提供を継続することができたことで、RPAを中心とした先端技術の活用は、BCP(事業継続計画)対策という観点からも有効であることが分かりました。
 SMBCバリュークリエーションでは、COVID-19の経験を得た「ニューノーマル」の中で、リモートワークのような柔軟な働き方の導入、それを柔軟に受け入れ対応できる人材や組織の育成に向け、それを支援し、より促進するためのRPAを中心とした先端技術の活用を研究・追求していきます。
 皆さまが直面される新たな社会課題や経済環境においても、「人にしか創り出せない価値」と「人として大切にしている想い」に溢れる素晴らしい社会が一日も早く戻ってくるよう、お客さまの多様なニーズにしなやかに対応してまいります。

従来の「時間量」頼みの
成長モデルからの脱却と、
テクノロジーを活用した
新しい成長モデルへ

働き方改革の潮流により、労働時間が制限され、従来の「時間量」頼みの成長モデルに限界が訪れています。かつては長時間労働を通じて、様々な知見や経験を獲得することが、早く成長し、高いアウトプットを出すための手段の1つでした。「時間量」は成長の原資であったと言えます。しかし、現在は、その労働時間が限られている中で、同等に成長することが求められるようになりました。
 そのような中で、SMBC バリュークリエーションは、RPAをはじめとした新しいデジタルテクノロジーが打開策になると考えます。デジタルテクノロジーによって、人々は成長曲線を底上げし、労働時間の「質」を高め、従来と同等のアウトプットを発揮することができるようになります。さらに、定時以降の余力を資格取得などの勉強や社内外のリレーション構築といった自己研鑽にあて成長曲線を引き上げること、あるいは家族や友人との時間にあてること等、働き方改革の一環としてRPAを活用いただくことも可能です。
 この好循環が今後の新しい成長モデルとなると、SMBCバリュークリエーションは考えています。

RPA導入後の成長モデル

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